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サトームセンの店舗|秋葉原と郊外店
秋葉原の駅前から郊外のロードサイドまで。「あなたの近所の秋葉原」を名乗った店の、広がりと終わりかたをたどります。
なつかしさ ★★★★☆
このページの要点
- サトームセンの店舗は秋葉原の本店を中心に、東京、埼玉、神奈川、千葉に広がっていました。資料によっては茨城も挙げます。
- ヤマダ電機に転換された店舗は、東京8、埼玉2、神奈川3、千葉7の計20店と記録されています。
- 2003年1月から2004年3月にかけて、秋葉原の7店を含む20店が閉鎖されました。
- 2007年11月11日に秋葉原の駅前1号店が閉鎖され、同年12月22日に全店のヤマダ電機への転換が完了しました。
「近所の秋葉原」は、ほんとうに近所だった?
CMソングを口ずさむとき、一度はこう思ったはずです。「いや、秋葉原は近所じゃないんだけど」。ある読者は、毎回そうツッコんでしまうと書いています。
でも、この言葉には意味がありました。サトームセンは、秋葉原の大型電器店というイメージを、郊外の店でも前面に出していたのです。秋葉原まで行かなくても、近所で秋葉原の気分が味わえる。そんな約束が、あのコピーに込められていたのでしょう。
うちの近所にあったのは秋葉原じゃなくて、でっかい駐車場のある店だったなあ。
秋葉原の本拠と、広がっていった郊外店
本社は東京都千代田区外神田にあり、店舗の本拠も秋葉原でした。資料には、最盛期に秋葉原の本店を含む最大8店舗という記述もあります。ただし、古い記述の可能性もあり、数字は目安です。
郊外には、東京、埼玉、神奈川、千葉の店がありました。資料によっては茨城も挙げています。関東圏にチェーンを広げ、そのなかで秋葉原が「顔」の役をしていた、というイメージです。
郊外店の特徴としては、次の点が語られています。
- 駐車場つきの大きな独立店舗が多かった
- 「秋葉原」を強く打ち出すキャッチコピーが使われた
- 掲示板には、神奈川の旧店舗ビルや生麦付近の店舗の話も出てくる
個別の店の住所や開店の年は、手元の資料ではそろいませんでした。そのため、このページでは店の「一覧」ではなく、全体の流れを書いています。
店が減っていった時間
店舗の数は、最後まで同じではありませんでした。大きな節目を並べます。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2003年1月〜2004年3月 | 秋葉原の7店を含む20店が閉鎖された |
| 2007年11月11日 | 秋葉原の駅前1号店が閉鎖され、一般家電の販売から撤退 |
| 2007年12月22日 | 全店舗のヤマダ電機への転換が完了 |
2007年11月の駅前1号店には、閉店セールの様子を伝える当時の記事が残っています。秋葉原の店がセールの最中に幕を閉じる、そんな時期だったことがわかります。
ヤマダ電機に切り替わった20店
転換された店舗の数は、Wikipedia の一覧では次のように整理されています。
| 都県 | 転換された店舗数 |
|---|---|
| 東京 | 8 |
| 埼玉 | 2 |
| 神奈川 | 3 |
| 千葉 | 7 |
合計は20店です。千葉が7店と多いのが目を引きます。郊外にも店が散らばっていたことが、数字からわかります。
店の看板は替わっても、建物が同じ場所に残るケースが多かったと言われています。通りがかりに、見慣れた建物の色だけが残っていた、という人もいるかもしれません。
跡地と、建物に残った名前
跡地についても、いくつか話が伝わっています。
- 旧店舗のビルには、ヤマダ、ノジマ、ラオックス、でんきちなどの家電量販店が入ったケースが多いと言われている
- 秋葉原駅前の旧1号館ビルは、のちにツクモ秋葉原駅前店が入り、2020年8月30日に閉店した
- 2022年にソフマップが入るときの工事の仮囲いに「サトームセン1号店」の名前が出て話題になった、という声もある。建物名が登録上そのままだったためだと言われている
- 晩年の本店では、PCゲームの販売や声優・アイドルのイベントが行われていた、とも書かれている
建物の名前だけが、時間を超えて残る。不思議な感覚ですが、これも店の思い出のかたちかもしれません。
街で見かけた看板を思い出してみる
店名は「サトー・ムセン」ではなく「サトーム・セン」だと思っていた、という読み間違いの話題も、掲示板では共感を集めています。看板の文字を目にしていたはずなのに、耳で覚えた区切りのほうが勝ってしまう。CMソングが記憶に深く入っていた証拠かもしれません。あなたはどちらで読んでいましたか。
最後に、読者のあなたへ。どこの街で、どんな看板を見ましたか。駐車場の広さ、入口のあたり、店内で流れていた曲。細かい風景の記憶ほど、人によってちがうはずです。
店はもうありませんが、「あの店に行った」という記憶は、同じ地域に住んでいた人同士の共通の宝ものです。秋葉原という街との結びつきは 秋葉原といえばこの店 で、会社の流れは サトームセンの歴史 で、あわせて読めます。
よくある質問
サトームセンの店舗は、どこにありましたか?
本拠は東京・秋葉原で、郊外には東京、埼玉、神奈川、千葉の店がありました。資料によっては茨城も挙げられています。
サトームセンの店は、いまもありますか?
ありません。2007年12月22日に全店がヤマダ電機へ転換され、サトームセンの屋号を掲げた店はなくなりました。
郊外店はどんな店でしたか?
駐車場つきの大きな独立店舗が多かったと言われています。秋葉原を強く打ち出したキャッチコピーが使われていました。