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通信プレイ解説|アドホック・インフラ・サイバーバル
PSP を持って友達の家に集まり、あるいは夜の布団の中でネットにつなぐ。2006年の携帯ゲームらしい遊び方が、この作品にはぎっしり詰まっていました。
なつかしさ ★★★★☆
この記事の要点
- 通信対戦のゲーム内名称は MATCH で、最大6人まで遊べ、ルールはデスマッチ、チームデスマッチ、キャプチャーミッション、チームキャプチャーミッションの4種類
- 通信方法は近くの PSP と直接つなぐアドホックモードと、専用サーバーを使うインフラストラクチャーモードの2つ
- インフラストラクチャー(オンライン)のサービスは2012年3月30日に終了した
- 1本のソフトと4台の PSP で最大4人が遊べるゲームシェアリングもあった
近くの PSP を探したあの感じ
PSP は、通信が当たり前の携帯機でした。Wi-Fi の電波が届く場所ならどこでも、近くの誰かと遊べる。ポータブル・オプスはその強みを、ストーリーの外側にいっぱい用意していたゲームです。
ひとりで潜入するのも悪くないが、相手がいる戦場は違う。
ここでは、通信プレイの仕組みを、ルールと遊び方に分けて整理します。仲間を集めるという意味では、スカウトのページで紹介した Wi-Fi トレードやアクセスポイントのスキャンも、広い意味での通信要素でした。
アドホックとインフラ、2つのつなぎ方
ゲーム内で通信対戦は MATCH と呼ばれ、つなぎ方は二通りありました。
| モード | つなぎ方 | 現在 |
|---|---|---|
| アドホックモード | 近くの PSP と直接つなぐ | 機器がそろえば利用可(2021年時点の解説) |
| インフラストラクチャーモード | 専用サーバーを経由する | 2012年3月30日にサービス終了 |
アドホックは、顔を合わせて遊ぶ形です。PS3 の「アドホック・パーティー」を使えば離れた人とも遊べる、という解説もあります。インフラは、家のアクセスポイントから専用サーバーにつないで、知らない誰かと対戦する形でした。
2007年3月の記事には、年末年始の夜間にインフラの全サーバー合計で 2,000 人を超えるプレイヤーがいた、とあります。当時の PSP でそれだけの人が同じ戦場を目指していたと思うと、なかなかの熱気です。
発売当時のレビューでも、この通信の幅広さは良い点として挙げられていました。アドホックとインフラが最大 6 人、インフラは無料、さらに1本で4人のゲームシェアリング。携帯機の通信機能としては、かなり盛りだくさんの内容だったと言えます。
4つのルールと、ケロタンの取り合い
対戦のルールは、本編では次の4つです。
- デスマッチ: 個人戦。トップの人は得点が倍になって頭上にケロタンが出る。倒すと 3 倍
- チームデスマッチ: RED と BLUE に分かれ、敵を倒すとチケットが減る。0 にした側の勝ち
- キャプチャーミッション: ケロタンを奪い、一定時間持ち続ければ勝ち
- チームキャプチャーミッション: ケロタンをゴールに置き、カウントダウン中に守りきる
人数は最大 6 人です。ステージは、通信基地、駐留部隊哨戒基地、資材集積所、街、病院、駐留部隊警備基地、港、核発射サイロ搬入口の 8 面。ストーリーで歩いた場所が戦場になる、という感覚は、一度ミッションを遊んだ人ほど効いてきたはずです。
対戦には実戦モードと模擬戦モードがありました。実戦モード(REAL COMBAT)では、ユニークキャラ以外の兵が倒されると相手に奪われます。模擬戦モード(VR MODE)では奪われず、戦績が残るのは実戦モードだけです。自慢の兵を鍛えて持ち込むか、安全に練習するかを選べる、独特の緊張感でした。
操作面でも通信ならではの工夫があります。ライブ中は SELECT で定型チャットを開き、十字キーで選びます。SELECT + R で敬礼もできました。声を使わずに挨拶するあの感じを覚えている人もいるでしょう。
ゲームシェアリング、サイバーバル、ハローワーク
通信のうち、少し変わった三つを紹介します。
ゲームシェアリングは、1本のソフトと4台の PSP で最大4人が遊べる仕組みです。ソフトを持っていない友人に遊ばせられる、という点が売りでした。
**サイバーバル(CYBER-SURVIVAL)**は、自分の部隊をオンラインに送り出して、他のプレイヤーの部隊と自動で戦わせる遊びです。部隊は最大4人で、戦闘の履歴は文章で確認します。結果によって捕虜や志願兵が増えたり、自分の兵が捕まったりします。北米版の資料では、12時間後に結果を確認し、志願兵がステルス迷彩を贈ってくれることもあるとされています。専用サーバーを使う遊びなので、今は利用できません。
ハローワークモードは、ボタンを押すとスネークまたはエルザの音声が流れる、近くの人に対戦を呼びかけるためのモードです。画面を見せて「やろうよ」と言う代わりに、PSP が声をかけてくれました。
今から遊ぶなら
今は、オンラインでの対戦も、サイバーバルも、基本的に過去のものです。残っているのは、PSP 同士を近くでつなぐ遊び方と、1人で続けられるストーリーのほうです。
PSP を並べて遊んだ放課後
実際にこの作品を誰とどこで遊んだかは、人それぞれの記憶の中にしかありません。そのぶん、仕組みを知っておくと、ふとした会話のきっかけになります。ほかの人の記憶を探したい人は思い出のページからどうぞ。いまのソフトの探し方は中古・関連作のページにまとめます。
よくある質問
ポータブル・オプスの通信対戦は今でも遊べますか?
インフラストラクチャー(オンライン)のサービスは2012年3月30日に終了しています。近くの PSP と直接つなぐアドホックモードなら、機器がそろえば遊べるとされています。
通信プレイは何人まででしたか?
対戦は最大6人です。アドホックもインフラも最大6人とされ、ゲームシェアリングは1本のソフトと4台の PSP で最大4人でした。
協力プレイはありましたか?
通信の中心は対戦で、協力プレイとして紹介される資料は見当たりません。サイバーバルは、自分の部隊をオンラインに送り出して自動で戦う別枠の遊びでした。