三蔵一行 1/4
孫悟空(香取慎吾)|西遊記2006の斉天大聖の魅力
荒っぽいのに、人を信じる気持ちはまっすぐ。香取慎吾が演じた孫悟空を振り返ります。
なつかしさ ★★★★★
この巻の要点
- 孫悟空は石から生まれた石猿で、釈迦に500年封じられ、三蔵に解放されて旅に加わる
- 荒っぽく口が悪いが、裏切られても人を信じる純粋さと、悪い妖怪への強い正義感がある
- 夢は人間になること。仲間を「なまか」と呼ぶ口癖がある
- 変身や分身などの術はほぼ使わず、如意棒と筋斗雲が中心。筋斗雲は羽根の形
- 戦う前に怒りの雄叫びで前髪を逆立てる演出と、妖怪への決め台詞がお約束だった
金の輪っかの悟空を思い出す
髪を逆立てて怒鳴る悟空、如意棒をぐるりと回す悟空。あの月曜の夜の姿が、今でも目に浮かぶ人は多いでしょう。
なまかは、ぜってぇ見捨てねぇ!
ここでは役柄の設定とアクションの特徴、ファンの間で語られる決め台詞をまとめます。
役柄の設定
悟空は石から生まれた石猿です。釈迦に500年封じられ、三蔵に解放されて旅に加わります。荒っぽく口が悪い一方で、裏切られても人を信じる純粋さがあり、悪い妖怪には強い正義感を見せます。
夢は「人間になること」。仲間を「なまか」と呼ぶのが癖で、ノベライズではカタカナの「ナマカ」と表記されています。旅の一行のなかでは、三蔵の「最後の仲間」という位置づけです。
アクションと演出
この作品の悟空は、変身や分身などの術をほとんど使いません。使う道具は如意棒と筋斗雲が中心です。筋斗雲は雲ではなく、小さな羽根の形で描かれました。
悟空が変身するのは第1話のみで、牛魔王や虫に姿を変える場面があります。石猿なのに火や打撃に弱い、という設定もありました。戦う前には怒りの雄叫びで前髪を逆立てるのが定番の演出で、毎回、妖怪に決め台詞を言うのもお約束でした。
語られる決め台詞と名場面
ファンブログでは、名乗りの台詞として「俺様の名前は、斉天大聖、孫悟空様だぁ!」が挙げられています。ただし表記には揺れがあります。「人間は心という岩を持っている」という趣旨の名セリフも紹介されていますが、第何巻のものかは、ファンの間でも記憶が分かれるところです。
名場面としては、第9巻で母を殺された事実を知った三蔵に、悟空が「憎んでもいい」という趣旨で寄り添う場面が語られます。詳しくは名セリフのページで触れます。
巻ごとの悟空
- 第1巻:砂漠で弱音を吐く姿と、如意棒を振るう姿の落差。変身描写はここだけ
- 第5巻:赤ん坊を見つけてパパ役になる
- 第7巻:幽霊に体を借りられ、熟女の姿になる騒動が起きる
- 第8巻:過去で肝っ玉を抜かれ、強気から一転して弱気になる
各巻の詳しい展開は第1〜3巻などの各話ページを参照してください。
悟空という役の系譜と広がり
悟空は、日本テレビ版(1978〜1980年)で堺正章が演じた役でもあります。同局版は平均約20%、最終話27.8%と伝えられていて、2006年版はその系譜を意識した作りでした。だからこそ、最終巻に堺正章が登場する新旧共演が盛り上がったのです。
2006年版の悟空は、ドラマ以外にも広がりました。
- 劇場版『西遊記』(2007年7月14日公開)
- 小西紀行の漫画『西遊記ヒーローGo空伝!』(コロコロコミック)
- ゲーム『西遊記 金角・銀角の陰謀』(DS、2007年7月12日発売)
- 『FNS27時間テレビ』(2007年7月28〜29日)。総合司会は香取慎吾
- 『悟空なまか体操』DVD(2007年10月10日)
劇場版の偽者一行には、偽悟空として南原清隆が出てきます。
「なまか」と呼ばれたかった人へ
なまか呼びの憧れ 「なまか」と呼ばれたいと思った人、いませんか。
- 逆立つ前髪と怒りの雄叫び
- 羽根の形の筋斗雲
- 最終巻の、初代悟空・堺正章との新旧共演
香取慎吾が主演を最後まで演じ切ったと評価する記事(文春オンライン)もあります。制作の小ネタは裏話のページにまとめています。
なつかしさ ★★★★★
よくある質問
西遊記2006で孫悟空を演じたのは誰ですか?
香取慎吾(SMAP)です。作品は2006年にフジテレビ系の月9枠で放送されました。
西遊記2006の悟空の口癖は何ですか?
仲間を「なまか」と呼ぶことです。ノベライズではカタカナで「ナマカ」と表記されています。
西遊記2006の悟空は変身できますか?
変身や分身などの術はほぼ使いません。変身描写は第1話の牛魔王や虫への変身のみ、と Wikipedia に記述があります。