西遊記2006 制作裏話・小ネタ|羽根の筋斗雲と堺正章

羽根の筋斗雲、術をほぼ使わない悟空、最終回の新旧共演。「へえ」と言いたくなる小ネタを、資料で確認できた範囲で並べます。

なつかしさ ★★★★☆

この巻の要点

  • 筋斗雲はこの作品では小さな羽根の形で、悟空は変身や分身などの術をほぼ使わない設定
  • 旅は玉龍(馬)が登場せず、四人全員が徒歩という大胆なオリジナル設定
  • 最終回の釈迦役に、1978年版の初代悟空・堺正章が出演し、「モンキー・マジック」が流れた
  • 制作の小ネタは Wikipedia が中心で、雑誌やインタビューなど一次情報は未収集

「へえ」が詰まった小ネタ箱

筋斗雲が雲じゃなかった、と気づいたのはいつでしたか。見ているときは気にならなかったのに、あとで知ると驚くことは意外とあります。

ここでは、制作や設定にまつわる小ネタを集めました。出典は主に Wikipedia で、雑誌やインタビューなどの一次情報は未収集です。

孫悟空風

オレの雲、羽根なんだぜ。ちっちゃくてかわいいだろ!

悟空まわりの設定

悟空の設定は、原作や旧作とかなり違います。

  • 筋斗雲:雲ではなく、懐から出す小さな羽根の形
  • 術:変身や分身などをほぼ使わず、如意棒と筋斗雲が中心
  • 弱点:石猿なのに、火や打撃に弱い設定
  • 口癖:仲間を「なまか」と呼ぶ(ノベライズでは「ナマカ」)
  • 加入順:一番弟子は沙悟浄、二番は猪八戒で、悟空は最後に加わる

筋斗雲は、2007年の『FNS27時間テレビ』では雲として扱われました。サウンドトラックの曲名は、羽根でも「筋斗雲」です。

旅のかたちも変わっています。玉龍(白馬)は登場せず、四人全員が徒歩です。この設定が、最終回の見せ場につながると Wikipedia に書かれています。

撮影・アクションの小ネタ

砂漠シーンは、当初は鳥取砂丘で撮る予定でした。国立公園の許可の返答が遅く、一部はオーストラリアで撮影しています。主要ロケ地は鳥取の燕趙園でした。くわしくは ロケ地 をどうぞ。

沙悟浄の武器「釵(サイ)」は、扱いの難しい古武術の武具です。アクション監修は、JAEの竹田道弘が担当しました。

最終回の新旧共演

最終回には、1978年の日本テレビ版で初代の孫悟空を演じた堺正章が、釈迦役で登場しました。登場場面のBGMは、ゴダイゴの「モンキー・マジック」です。

放送前から、産経スポーツが「夢の共演」として報じていました(2006年3月11日付の見出し)。新旧の悟空が並ぶ場面は、旧作を見ていた親世代にも響いたのではないでしょうか。

もう一つ、三蔵法師を女優が演じる伝統も受け継がれました。1978年版の夏目雅子以来の「女性三蔵」で、衣装も夏目版に近づけたデザインとされます。深津絵里が演じています。

その後の広がり

作品はドラマで終わらず、2006年から2007年にかけて広がりました。

  • 特別番組で映画化を発表
  • カンヌ国際映画祭で製作発表。香取慎吾が悟空の衣装で登場
  • ファミリーマート限定のナビゲーションDVD『悟空盤』(5月9日)
  • ゲーム『西遊記 金角・銀角の陰謀』(12日)、劇場版(14日)、FNS27時間テレビ(28〜29日)
  • 『悟空なまか体操』DVD

ほかにも、コロコロコミックの漫画『西遊記ヒーローGo空伝!』(小西紀行)や、ラジオドラマ『東遊記』(2007年7月、本作のパロディ)がありました。『東遊記』には香取と内村が脇役で出演しています。

27時間テレビは、ドラマがベースになった唯一のFNSの日とされ、総合司会は香取慎吾でした。映画の話は 映画『西遊記』(2007) に、制作陣は スタッフ・制作陣 にあります。

出演者のつながり

出演者の共演歴も、公になっている範囲で整理します。

  • 香取慎吾と深津絵里:1996年『透明人間』(日本テレビ)で初共演
  • 香取慎吾と内村光良:2009年のTBS『こちら葛飾区亀有公園前派出所』ドラマ版で共演
  • 香取慎吾と伊藤淳史:2024年の「24時間テレビ」ドラマスペシャルで共演
  • 深津絵里と伊藤淳史:映画『踊る大捜査線 THE MOVIE3』『THE FINAL』で共演

見返して気づく「あえて」の設定

見返すと気づく

羽根の筋斗雲、術を使わない悟空、全員徒歩の旅。見返すと、設定の一つ一つが「あえて」だったと気づきます。

ほかの思い出話は 思い出と文化 の一覧からどうぞ。

よくある質問

西遊記2006 の筋斗雲はどんな形ですか?

雲ではなく、悟空が懐から出す小さな羽根の形です。サントラの曲名は「筋斗雲」で、2007年の27時間テレビでは雲として扱われました。

西遊記2006 の最終回に堺正章が出ているのはなぜですか?

1978年の日本テレビ版で初代の孫悟空を演じた堺正章が、最終回で釈迦役を務めました。登場場面ではゴダイゴの「モンキー・マジック」が流れ、新旧の悟空が共演する形になっています。

参考にした情報