1997年 PS

初代ブラッディロア(PS 1997)|獣化の衝撃を振り返る

変身ボタンを押した瞬間、画面の中で人が獣になる。あの衝撃から、シリーズは始まりました。

なつかしさ ★★★★☆

この記事の要点

  • 初代『ブラッディロア』のPS版は1997年11月6日発売で、ハドソンのPlayStation参入第1弾。価格は5,800円(税別)だった
  • アーケード版は1997年7月稼働。海外のアーケード名は『Beastorizer』で、家庭用はハドソンが移植・発売した
  • 使用キャラは8人。ユーゴ、アリス、ロン、ガドウ、バクリュウ、フォックス、ミツコ、グレッグがそろう
  • ゲージを溜めてBボタンで人間から獣人に変身する「獣化」が最大の売りで、PS版はBEAST RAVEモードが標準、サバイバルが追加された
  • 廉価版(ザ・ベスト)が1999年10月に出ており、PS版は2008年4月30日にゲームアーカイブスでも配信された

人が獣に変わる、あの瞬間

学校から帰ってPSの電源を入れ、キャラを選んで、ゲージが溜まるのを待つ。「B」の表示が出たらボタンを押す。人間だった体が一気に膨らんで獣の姿になる。あの変身を初めて見たとき、周りの友達も声を上げたのではないでしょうか。

友達風

うわ、ほんとに変身した! そのまま殴れるの?

初代の基本データ

項目 内容
アーケード版 1997年7月7日稼働(エイティング販売)
PS版 1997年11月6日、ハドソン、5,800円(税別)
廉価版 『ザ・ベスト』1999年10月、本体2,800円
配信 2008年4月30日、ゲームアーカイブス
海外名 アーケードは『Beastorizer』、家庭用は『Bloody Roar』

開発はライジング、アーケードの販売はエイティングです。家庭用はハドソンが移植と発売を担当し、PS版はハドソンのPlayStation参入第1弾でした。廉価版の日付は資料によって数日ずれますが、1999年10月の発売です。

8人の獣人たち

使えるキャラは8人です。数としては少なめでしたが、一人ひとりの個性は濃いものでした。

キャラ 獣種
ユーゴ オオカミ
アリス ウサギ
ロン トラ
ガドウ ライオン
バクリュウ モグラ
フォックス キツネ
ミツコ イノシシ
グレッグ ゴリラ

主人公はユーゴで、タイロン社という巨大企業と対立していく物語です。傭兵のガドウは、ユーゴの父の戦友という立場で力を貸します。キャラの詳細は ユーゴのページ でも触れています。

獣化とBEAST RAVEのしくみ

体力ゲージの下に獣化ゲージがあり、満タンに近づくと「B」が出て変身できます。獣人になると技のダメージが増え、体力も少しずつ回復します。その代わり動きはやや重くなります。壁をジャンプで蹴れる、獣化中でないと出せないコンボがある、といった違いもありました。

PS版ではBEAST RAVEモードが標準になりました。獣化中に発動すると全身が金色に光り、一定時間スピードが上がります。のちの「超獣化」の原型とも言われる仕組みです。しくみ全体は 獣化・ハイパービーストの仕組み で、操作面は 初代の操作と特殊技 で整理しています。

物語と、PS版のエンディング

行方不明になった父を追って、ユーゴは巨大企業タイロン社にたどり着きます。同社は獣人を兵器にしようとしていました。PS版はエンディングが追加され、物語は比較的重めだと言われています。

⚠ 結末まわりのネタバレを開く

タイロン社の秘密兵器は、洗脳された少女ウリコでした。最強の人造獣人「ワーキマイラ」に改造され、ラスボスとして立ちはだかります。ユーゴ、ガドウ、アリス、ウリコの母ミツコの力で正気を取り戻し、最後はガドウがタイロン本社を壊滅させて、獣人の存在が世に知られることになります。

オマケ要素と、当時の評価

クリア特典のオマケは、遊び心のあるものがそろっていました。海外の攻略資料には次のような条件が載っています(版によって異なる場合があります)。

オマケ 条件の例
ノーゲージモード ユーゴでクリア
ノーライティングモード ロンでクリア
体力回復系のモード バクリュウでクリア
大きいステージ サバイバルで10ラウンド超え

アリスの別衣装などは、条件が資料で食い違います。試した人の間でも「出なかった」という声があり、確実な手順とは言いにくい部分です。

評価は、海外で「獣化が革新的」「グラフィックが良い」と好意的でした。GameRankingsで78%、IGNが8/10とされています。一方で、8人というキャラ数の少なさや隠し要素の少なさは指摘されました。音楽はPS版で根岸貴幸さんがバンドの生演奏で収録し、サントラは1997年12月に出ています。

開発のきっかけには、ディレクターの福家健二さんが「普通の人間同士の戦いは地味」と考え、超人的なキャラを望んだという話があります。獣人というテーマはエイティング側から出たとされます。

友達の家で、ひたすら変身した

変身のタイミングで笑った

対戦で盛り上がったのは、やはり獣化のタイミングです。相手のゲージが溜まったのを見て、先に変身するか、待ってガードを固めるか。ゲージが「B」になったのに押し忘れて、そのまま倒された人もいるはずです。

キャラ選びで揉めた

「誰を使っていた?」と聞くと、ユーゴ派、アリス派、ガドウ派と意見が分かれます。8人しかいないので、友達と使うキャラがかぶって譲り合いになった、というのもあるあるでした。

次の作品では、ガードや必殺技の仕組みが大きく変わります。続きは ブラッディロア2のページ でどうぞ。

よくある質問

初代ブラッディロアのPS版はいつ発売されましたか?

1997年11月6日です。発売元はハドソンで、価格は5,800円(税別)でした。アーケード版は同年7月7日に稼働しています。

初代ブラッディロアの使用キャラは何人ですか?

8人です。ユーゴ、アリス、ロン、ガドウ、バクリュウ、フォックス、ミツコ、グレッグが使えます。

初代ブラッディロアは今も遊べますか?

PS版は2008年にゲームアーカイブスで配信されましたが、現在も購入できるかは時期によります。実機とソフトを中古で探すのが確実です。

参考にした情報